結婚祝いのマナー

結婚指輪

結婚式におけるタブーを知っておきましょう

冠婚葬祭は生活の中において最も改まった行事であることから、かなり多くのルールやマナーが存在します。

結婚式における服装もそうですし、式中だけでなくその前後の挨拶や贈り物に関しても守るべきマナーがいくつかありますので、社会人になるときには一通りそうした礼儀は身に付けておくべきでしょう。

結婚式においては二人の人が共に生活をするということから、縁起が悪いことやものは避けるのがまず最低限のマナーとなります。

最もわかりやすいのが結婚式や披露宴に出席するときに手渡すご祝儀を入れる「祝儀袋」で、こちらは結婚式専門のものを使用することになっています。

ご祝儀はお金だけでなく品物として贈られることもよくありますが、その場合もパッケージの表面に専用の熨斗をつけて渡します、

この時に注意して見てもらいたいのが祝儀袋や熨斗に描かれている結び目です。
熨斗や祝儀袋についている結び目のことを「水引き」というのですが、こちらは結婚用に用いられるものは特別な「結び切り」という形になっています。

「結び切り」は「あわび結び」や「真結び」と言われることもあり、形状としては二つの輪の上に縦に日本紐が伸びる形をしています。

この結び目の意味は「一回限りで繰り返さない」ということとなっています。
一度結んだら解けない結び方として使用されている縁起物なので、結婚式や弔事において用いられることとなっています。

祝儀袋や熨斗を用意する時に自分で購入する時には形状に十分に注意をしておかないと、他の水引きを選んでしまい大変失礼な意味を与えてしまうことになります。

ありがちなのが「出産祝い」との混同で、こちらは「もろなわ結び(蝶結び、リボン結びとも言われる)」を用いるのが普通です。

出産祝いの場合、繰り返し起こる方が演技がよいとされているので、うっかりこちらで品物を渡してしまうと、結婚を何度も繰り返して欲しい=早く別れて欲しいというメッセージになってしまいます。

適切なタイミングでのお祝いの渡し方

結婚祝いを渡すタイミングとしては、挙式が終わった後が望ましいでしょう。
結婚式や披露宴に参加するのであれば、当日にご祝儀やお祝いの品物を渡すのが最もよい方法ですが、事情によって直接参加をすることができない場合は挙式後に品物などを贈るようにします。

結婚式の招待を受けたら、参加するかどうかをできるだけ早めに連絡するとともに、挙式が終わったあとに品物が届くように手配しましょう。

挙式後の贈り物としては、あまり直後すぎると忙しくてお礼やお返しに先方が苦労してしまうので、少し生活が落ち着く2~3週間あとくらいがベストです。